LINE株式会社 <3938>の株価 分析

 

LINE株式会社<3938>は、東京渋谷に本社をおく企業。 2000年ハンゲームジャパン株式会社として設立し、2003年NHN Japan 株式会社に商号を変更。2007年子会社としてネイバージャパン株式会社を設立し、2009年よりキュレーションプラットフォーム「NAVERまとめ」の提供を開始。2010年ライブドア社を子会社化し、2011年よりコミュニケーションアプリ「LINE」の提供を開始。2012年にはネイバージャパン株式会社と株式会社ライブドア経営統合

 

2013/12期の売上高は395億8600万円でしたが、2017/12期には1671億4700万円にまで増加。当期利益率は2013/12期の-1.9%から、2017/12期には4.8%にまで上昇しています。

2017/12期の総資産は3034億3900万円、自己資本比率は61.0%、営業キャッシュフローは109億6500万円、投資キャッシュフローは-342億3000万円となっています。

 

さて、先日の第一四半期では、

2018年4月25日、第1四半期(1-3月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益487億3600万円(前年同期比25.2%増)、営業利益12億4600万円(同69.0%減)、最終損益13億8300万円の赤字(前年同期14億3700万円の黒字)となり、増収・営業減益、最終赤字転落となりました。

 

感想としては、「戦略事業」と呼んでいる、決済、ショッピングなどで四半期で70億の赤字を出して投資している。昨年のこれらの事業の赤字が20億と出ているので、逆算すると本業の利益は60→80億と順調に伸びてると思います。

 

本業で伸びてるのは広告と企業アカウント。LINEの利用自体は日本は微増しているがグローバルでは微減で成長は止まっているので新規の種まきが必須の状況かもしれません。

 

その意味ではLINE payに突っ込んでるのは合理的だし、決済額が四半期で1700億まで急拡大してるのは驚き。ただ、決済だけでみれば利幅が薄いはずなので、決済を握った上で何を乗せて稼ぐかが重要になるとおもいます。

 

しかし、注目したいのは、

売上収益は対前年同期比25.2%増。

そして、その過半を占める広告事業は対前年同期比38.0%増と極めて堅調です。

 

当分の間は、戦略事業への投資で赤字が出ることが予想されますが、証券会社、保険会社との提携もあり、ポテンシャルのある企業であることは間違いないと思います。

 

 

引き続き業績に注目していきたいと思います。

 

 

 

 

best wish to everyone!!

※投資は自己責任で行いましょう※